犬が子供や家族に及ぼす影響

犬を家族に迎え入れようとしている方へ。
または犬と暮らしていて子供が生まれた方へ。

私は4歳の小型犬と暮らしています。

元々は妻が犬好きで結婚前から犬と暮らしたいと希望があったことが犬を迎えた理由でした。
そして、子供が生まれ、ふと気になったこと。

「犬を飼っていて子供にどんな影響があるんだろう?」
「よく情操教育に良いとは聞くけれど、果たして本当なの?」


気になった疑問を解決すべく、今回は論文をベースに犬が子供や家族に与える影響についてまとめてみました。

家族関係に及ぼす犬の影響

こんな研究があります。

『家族関係に及ぼす犬の影響について』
東北大学大学院教育学研究科准教授  若島孔文


ざっくりまとめると、

対象:犬を飼っている家族66組
方法:質問紙による調査
結果:犬を家族に招き入れることにより、親子間 (父子間,母子間)の結びつきが 強くなる。
   子どもが愛犬とかかわることで責任感を持つようになり家族との交流が増える。

自由記述回答でのメリット・デメリット(n数による)

メリット

1位:癒し
2位:家族内のコミュニケーションの促進
3位:生活の質の向上

デメリット

1位:行動の制限(旅行など)
2位:しつけに関する悩み
3位:室内飼育の悩み

1位の癒しは納得ですね〜。ペットとの触れ合いがオキシトシンの産生を促して、ストレスの軽減につながるっていうデータもあるみたいですし。



デメリットに関しては、最近は犬と一緒に出かけれられる宿も多いし、キャンプっていう選択肢もあるんじゃないかと思いますね。うちはそんな感じで旅行してます。

でも、2位はたしかにって感じです。
しつけって本当に忍耐と積み重ねなんですよね、、、。
可愛いからつい甘やかしちゃってますが。

子供の発達と動物との関わり

こちらの論文は、動物介在教育について海外の実証的研究の知見を紹介し、学校での動物飼育の意義を述べています。

論文の中の海外での実証研究をまとめると、
ペットを飼うことでポジティブな面もあるけど、ネガティブな面もあるようです。

ポジティブ面

・不安定型の愛着形成パターンを持つ子供の、対人ストレス場面において犬がいる条件ではストレスレベルが下がった。
・ペットに強い愛着を持つ児童は、社会認知発達のレベルが高かった。

ネガティブ面

これは子供が対象ではないけれど、
ペットへの愛着が強い人の方がうつ傾向など心理的不適応の兆候がある、との報告がある。

うーん、いろんな研究があるんですね。。。

最終的には、学校で動物介在教育を行うことは児童にとって良い影響がたくさんあるよ、というお話でした。

まとめ

今回は前述の2つ論文を紹介させていただきました。

いずれもポジティブな印象ですよね。

癒しやストレス軽減、コミュニケーションの促進、これを裏付ける研究データもいずれまとめられればと思います。

これから犬を迎え入れようとする方や犬を飼っていて子供が生まれた方に、少しでも参考になったのであれば幸いです。

この記事を書いた人

ころみち

36歳、2児、2🐶と暮らしています。