ベビースイミング いつから始める? 効果や危険性のまとめ

ベビースイミングを始めようか気になっている方へ。

「ベビースイミングはいつからできるの?」
「どんな効果があるの?危険はないの?」

こんな疑問にお答えします。
この記事は、9ヶ月の娘とベビースイミング教室に通っている夫婦(ともに理学療法士)が体験談をもとに書いています。

ベビースイミングはいつから始める?

6ヶ月がベストと言われている。

その理由

・赤ちゃんの首や腰が座り身体が安定し始める
・保護者が水中で抱いていて安心な時期だから
・赤ちゃん自身が体を動かすことに興味を持ち出す頃だから
参考文献:体力力学 55巻(2006)1号p100-101

しかし、発達の段階は人によって異なります。
6ヶ月の段階で必ず行うべきということではありません。
うちの子も8ヶ月頃に腰が座り、座るのが安定してから開始しています。

ベビースイミングの効果

多くのサイトでは、

・子供との愛着形成を促す
・脳機能の活性化
・十分な運動量を確保でき、生活のリズムが整う
・浮力や水の抵抗による筋力向上
・運動機能や呼吸器系の機能向上

などが紹介されています。
しかし、私が調べた限りでは効果を実証する研究は見つけられませんでした。

でも、このような考え方もできます。
子供の発達は0歳から3歳までに神経系の約80%が完成すると言われています。

スキャモンの発達曲線

上の青曲線の通り、0歳から4歳までに脳神経系が急速に成長するのが分かります。
他の曲線も2歳までの成長の幅が大きくなっています。

このような背景からも、3歳までに多くの体験をすることや多くの人と触れ合うこと、様々な刺激を得ることが重要です。

よって、その一環としてスイミングを行うことは、子供の成長にとても効果があるのではないかと考えます。

実際にうちの子も水に慣れて楽しそうだし、スイミングの日はぐっすり寝ています。

他にも、水に慣れてお風呂に入りやすくなった、水の中のものに興味を示すようになったと妻は話しております。

ベビースイミングの危険性

ベビースイミングには良い効果もある一方で、注意しなければならない点もあります。

・水中毒
 赤ちゃんが水を飲みすぎると、中毒症状としてけいれんや低ナトリウム血症を引き起こします。

・ライノウイルス性喘鳴疾患と関連性がある
 風邪の症状を起こすことがあります。低体温や疲労による免疫低下が考えられます。

・感染症のリスク
 免疫力が低下している場合、結膜炎や中耳炎になるリスクがあります。

そうならないためにも、

プール内では絶対に目を離さない
長く水に入りすぎない
調子の悪いは無理しないで休む
スイミングが終わった後はしっかり体を拭いて髪を乾かす
・スイミングが終わったら体を温める

このような対策が必要です。

まとめ

・ベビースイミングは概ね6ヶ月から始めるのがベスト!
・ベビースイミングの効果は不明だけど、発達の段階から考えれば脳神経系に良い影響があるはず!
・ベビースイミングは注意点も多々あるので、しっかり対策を練ろう!

以上です。
少しでも参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

ころみち

36歳、2児、2🐶と暮らしています。