理学療法士で転職するか迷っている方へ。
少しでも参考になればと思いこの記事を書いています。
私は宮城県の総合病院に12年勤務し、今年で13年目を迎える理学療法士です。
妻と娘、愛犬と暮らしています。
今回は、私が長年勤めた総合病院を退職し、訪問看護ステーションに転職することを決めた理由について説明していきます。
理学療法士の転職事情と私見

厚生労働省のデータによると、2019年までの理学療法士の離職率は医療機関で10.2%、介護福祉施設で18.8%となっています。他の医療職と比較すると、常勤看護師の離職率は 10.9%で医療機関の理学療法士とほぼ同じくらいとなっています。
以前からセラピストの転職は増加傾向でしたが、昨今のコロナ禍でさらに多くなるのではないかと私は考えています。
私の病院でもベッド稼働率が低下し、賞与は減額となりました。
全国的にも28%の病院で賞与の減額・不支給があったようです。
ベッド稼働率の低下で済めばまだ良い方で、病院の大きさによってはクラスターが発生すれば経営難となり、倒産も考えらえます。さらに今後の経済不況の煽りを受け、地方の大きな病院や施設も厳しい状況になるのではないかと思っています。
転職を決めた3つの理由

・給料、待遇面
総合病院勤務13年の私の手取りは22万くらいです。
しかも、少し上の副主任でもそう大きくは変わらないそうです。
全く生活ができないと言う程でもないのですが、やはりコロナの影響と今後の教育・老後資金に不安がありますよね。
少しでも給料が上がる可能性があれば、と思い高収入といわれている訪問看護の求人を探しました。
インセンティブを導入している事業所もあります。規定の訪問時間を越えれば、さらに収入が増えるシステムです。やればやるほどというシステムが自分に合っていると感じたのも一因です。
・自分自身の成長
結局、これはどこにいても自分次第なんですよね。
ただ、誰が言ったのかはわかりませんが『よく関わる人の5人の平均が自分』、『成長したいなら環境を変えろ』などの言葉があります。自分次第ではあるけれど、環境も大事ってことです。
病院では病院というブランドだけで患者さんが集まります。しかも、どれだけ頑張ろうと同じ給料です。安定しているといえば安定しているんですが。
しかし、訪問の事業所では集客も必要だし、より他との差別化を図り、継続して利用される事業所にならなくてはなりません。そしてインセンティブのこともあるので一生懸命な人が多いんじゃないかって勝手に思っています。
この両者の環境で自分がより成長できるのは訪問なのかなと思いました。
・無駄が多い
通勤時間、駐車場から歩く時間、病棟間を移動する時間。病院が大きければ大きいほどこの時間は長くなるのではないでしょうか?
年間何時間の時間を移動に要しているのか。訪問では、直行直帰が可能な事業所も多く、実に無駄が少ないと思います。もちろん移動の時間はかかりますが、自宅周囲のエリア担当であれば、明らかに病院よりも移動時間は少なくて済みます。
病期が違うのもありますが、時間調整をそこまで要しないのも魅力です。
(病院だと検査や他職種との兼ね合いで時間調整が大変。)
さらに、関わる人数は訪問の方が少ないため、より集中して仕事に取組めるのではないかと考えています。
これから転職を考えている方へ
以上、私が転職を決意した理由を説明しました。
すごく、客観性に欠ける文章だなぁと感じますが、同じように転職を悩む方へ少しでも参考になれば幸いです。
具体的な転職の方法については別記事にまとめる予定です。